観経とは? わかりやすく解説

かん‐ぎょう〔クワンギヤウ〕【観経】

読み方:かんぎょう

【一】経文を読むこと。看経(かんきん)。

【二】観無量寿経(かんむりょうじゅきょう)」の略。


観無量寿経

(観経 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/24 14:38 UTC 版)

観無量寿経』(かんむりょうじゅきょう)は、大乗仏教経典の一つ。別名『観無量寿仏経』、『無量寿仏観経』、『無量寿観経』ともいい、『観経』と略称される。 サンスクリット原典は現存しておらず、その存在を裏付けるチベット語訳もない。現存しているのは劉宋畺良耶舎による漢訳のみで大正蔵に収録されている[1]。そしてその内容的問題も絡んで『観経』の撰述地について、中国説・インド説・中央アジア説が発表されている[2]。しかし漢訳しか現存しない『観経』について,内容等から撰述地を確定し実証するのは,現状では不可能であろうともいわれている[3]


  1. ^ SATデータベースT0365_.12.0340c27 - 0346b21/佛説觀無量壽佛經 宋西域三藏畺良耶舍譯
  2. ^ 藤田宏達「『觀無量壽經』の撰述問題」印度學佛教學研究 1969年 17巻 2号 p. 465-472 pdf/インド撰述説:p.466上/中央アジア撰述説:p.466下/シナ撰述説:p.469:
  3. ^ 西川利文*「『観無量寿経』の構成に関する若干の考察」佛教大学総合研究所紀要07号 131-146 2000/03/25 [1]、p.132、*ニシカワトシフミ 佛教大学 歴史学部 教授
  4. ^ 藤田宏達「『觀無量壽經』の撰述問題」p.465上
  5. ^ 藤田宏達「『觀無量壽經』の撰述問題」p.465上
  6. ^ 奈良弘元「『九品往生義』所引の浄土教学関係論疏について」1980年 [2] p.70 注5に、「これを智顎の真撰とすることは、今日では、もはや行われていない。」とある。
  7. ^ 日本の浄土教においては、善導の撰述した書を、『観経』の注釈書とするのが通例である。


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