蝙蝠と鼬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 03:47 UTC 版)
ウィキソースに蝙蝠と鼬の原文があります。 類似の話に「蝙蝠と鼬」がある。 中務哲郎訳「イソップ寓話集」(1999年、岩波書店)に収録されている「蝙蝠と鼬(コウモリとイタチ)」は、地面に落ちた蝙蝠が鼬に捕まって命乞いをすると「すべて羽のあるものと戦争しているので逃がすわけにはいかない」と言われ、自分は鳥ではなく鼠(ねずみ)だと言って放免してもらう。 しばらくして別の鼬に捕まった時、今度の鼬は鼠はみな仇敵だと言うので、自分は鼠ではなく蝙蝠だと言ってまたも逃がしてもらう。 というもので、訳本によっては「状況に合わせて豹変する人は、しばしば絶体絶命の危機をも逃げおおす、ということを弁えて、いつまでも同じところに留まっていてはならない」という教訓にしている。
※この「蝙蝠と鼬」の解説は、「卑怯なコウモリ」の解説の一部です。
「蝙蝠と鼬」を含む「卑怯なコウモリ」の記事については、「卑怯なコウモリ」の概要を参照ください。
- 蝙蝠と鼬のページへのリンク