虎尾の由来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/28 00:42 UTC 版)
虎尾の由来の一つである虎尾渓の地名の由来に関しては鄭成功に関連した伝承が残っている。以前は諸羅城北(現在の嘉義市)の樹林裡(現在の大林鎮)には1匹の凶暴な虎がすんでおり、住民や旅人に危害を加えることが度々あった。当時の人々は虎を見たことがない為、虎を1匹の大猫と看做していた。鄭成功がオランダ人を駆逐すると、諸羅の人々は鄭成功に救いを求め、鄭成功は人々の願いを聞き入れて虎退治を行なった。このことから現在の民雄郷を「打猫」と称されるようになった。 鄭成功に追われた虎は北に逃げ沙崙上に至った。ここまで逃げれば鄭成功は追ってこないだろうと安心した虎が一休みしていると、鄭成功が現れていきなり大刀を振りかざした。驚いた虎は身をかわそうとしたが、あまりに突然のことであり尻尾が切り下ろされてしまった。このことより「虎尾」という地名は生まれたという。尻尾を切り落とされた虎は何処へと逃げ去り、二度と人々に危害を加えようとしなかったと伝えられている。
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