薯童説話とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 文化 > 伝承 > 説話 > 薯童説話の意味・解説 

薯童説話

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/24 15:31 UTC 版)

薯童説話(しょどうせつわ、ソドンせつわ)は、『三国遺事』巻二・紀異・武王条に記された、百済の第30代王武王についての逸話。『三国史記』百済本紀に記された武王の記述とは異なっており、武王についての歴史的事実というよりは多くの時代の言い伝えが複合形成されたものである可能性が強い。武王条の分注においても、「古本に武康と記すものがあるが、百済には武康はいない[1]」としており、金官伽耶の武康王との混同があることも指摘されている。


  1. ^ 武王【古本作武康、非也。百済無武康。】(『三国遺事』巻二・紀異・武王条)
  2. ^ 『三国遺事』の原文ではこの箇所に「国史には王興寺という」という分注を施している。
  3. ^ 『三国遺事』の原文ではこの箇所(本文末)に分注で、「『三国史』では武王は法王の子となっている。ここでは一人身の女性の子となっている。どちらが正しいか判らない」としている。『三国史』は『三国史記』を指すとみてよい。→金思燁1997 p.176
  4. ^ 金思燁1997 p.176
  5. ^ 金成基「武王条・薯童謠背景譚研究(무왕조・서동요배경담연구)」、『韓国言語文学(한국언어문학)Vol.46』、韓国言語文学会、2001 p.28


「薯童説話」の続きの解説一覧




薯童説話と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「薯童説話」の関連用語

薯童説話のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



薯童説話のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの薯童説話 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS