著名な三県境
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 04:11 UTC 版)
栃木県栃木市・群馬県邑楽郡板倉町と埼玉県加須市の三県境 詳細は「栃木・群馬・埼玉の三県境」を参照 東武日光線柳生駅の東北東約400mにあり、国内に存在する三国境の中で唯一の平地にあることから一種の観光名所と化している。かつては渡良瀬川の水中に存在すると定義されていた。しかし明治~大正期に渡良瀬遊水地を設置した影響で一帯が沼地へと変わり、その後圃場整備で埋め立てられて水田となった。それぞれの県境は三本の畦で区分されているが、三県境そのものを示す杭が埋没しており、正確な位置は長らく不明となっていた。2016年1月から、三県境に接する2市1町により県境を策定する測量が実施され、この際、地中に埋もれていた三県境を示す杭も再発見された。同年3月までに県境確定作業を終了し、地権者立会のもと三県境を示す新たな杭が打たれ、同月31日、加須市役所において栃木市・板倉町・加須市の3首長が境界を定めた文書への調印式を行った。4月1日より発効。 和歌山県・三重県・奈良県の三県境 通常、同じ3県が県境を接する点は1箇所のみであるが、和歌山県の北山村全域や新宮市の一部が、三重県と奈良県に挟まれた飛地となっていることもあり、この3県については三県境が5箇所存在するという、全国唯一の地帯となっている。和歌山県では、2013年に「ようこそ さん・けん・きょう 熊野の国へ」と銘打って、案内板の設置・フォトラリーなどの観光キャンペーンを行っていた。
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