芽むしり 仔撃ちとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 趣味 > 短編小説作品名 > 芽むしり 仔撃ちの意味・解説 

芽むしり仔撃ち

作者大江健三郎

収載図書大江健三郎全作品
出版社新潮社
刊行年月1994.11

収載図書大江健三郎小説 1 「芽むしり仔撃ち」と初期短篇 1
出版社新潮社
刊行年月1996.5


芽むしり仔撃ち

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/14 14:25 UTC 版)

芽むしり仔撃ち
訳題 Nip the Buds, Shoot the Kids
作者 大江健三郎
日本
言語 日本語
ジャンル 長編小説
刊本情報
出版元 講談社
出版年月日 1958年6月
総ページ数 245
id NCID BN15667890
[1]
ウィキポータル 文学 ポータル 書物
テンプレートを表示

芽むしり仔撃ち』 (めむしりこうち) は、1958年講談社から出版された大江健三郎(当時23歳)の初の長編小説である。

あらすじ

太平洋戦争の末期、感化院の少年たちは山奥の村に集団疎開する。その村で少年たちは強制労働を課されるが、疫病が発生したため村人たちは他の村に避難し、唯一の出入り口であったトロッコは封鎖され、少年たちは村に閉じ込められてしまった。見棄てられたという事実、目に見えぬ疫病に対する不安、突然顕われた自由に対して途方に暮れた時を越えて、子供たちは、自然の中で生を得て祭を催すにいたる。

少年たちは閉ざされた村の中で自由を謳歌するが、やがて村人たちが戻って来て、少年たちは座敷牢に閉じ込められる。村長は村での少年たちの狼藉行為を教官に通知しない替わりに、村人たちはいつも通りの生活を送っていて疫病も流行していなかったことにしろという取引を強要してくる。少年たちは当初は反発したが、やがて次々と村長に屈服してゆく。そして最後まで村長に抵抗する意志を捨てなかった「僕」は村から追放される。

備考

大江自身は「今でも好きな小説」だという[1]

脚注

  1. ^ 大江健三郎、すばる編集部『大江健三郎・再発見』集英社、2001年、59頁


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「芽むしり 仔撃ち」の関連用語

芽むしり 仔撃ちのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



芽むしり 仔撃ちのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの芽むしり仔撃ち (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS