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われらの時代

原題:
製作国:日本
製作年:1959
配給:
スタッフ
監督:蔵原惟繕 クラハラコレヨシ
原作:大江健三郎 オオエケンザブロウ
脚色:白坂依志夫 シラサカヨシオ
企画:高木雅行 タカギマサユキ
撮影:山崎善弘 ヤマザキヨシヒロ
音楽:佐藤勝 サトウマサル
美術:松山崇 マツヤマタカシ
編集:鈴木晄 スズキアキラ
録音:福島信雅 フクシマノブマサ
照明:森年男 モリトシオ
キャスト(役名
小泉静夫 コイズミシズオ (滋)
長門裕之 ナガトヒロユキ (靖男)
山本勝  (真二)
小高雄二 オダカユウジ (高)
吉行和子 ヨシユキカズコ (明子)
渡辺美佐子 ワタナベミサコ (頼子)
金子信雄 カネコノブオ (大黒
ササン・ジャバ  (アラブ人
神山繁 コウヤマシゲル (八木沢
弘村良子 ヒロムラリョウコ (良重)
ポール・ラッファロ  (ジミイ)
ウィリアム・S・バッソン  (ウィルソン氏)
木浦佑三 キウラユウゾウ (たくましい学生
山中大成 ヤマナカ (委員学生
伊藤寿章 イトウトシアキ (警官
松下達夫 マツシタタツオ (署長
水野義明 ミズノヨシアキ (係官)
梅野泰靖 ウメノヤスキヨ (別の係官)
T・P・ブスキー  (書記官
小笠原良智  (山田
新井麗子 アライレイコ (主人
杉幸彦 スギユキヒコ (ボーイ
解説
大江健三郎書き下し長篇から、「銀座のお姐ちゃん」の白坂依志夫脚本書き、「地獄の曲り角」の蔵原唯繕が監督した。撮影は「密会」の山崎善弘
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
はたして、青年たちに希望はあるか。大学生・靖男は洋パンの頼子と暮している。弟の滋から、クラブで歌う明子という女のフランス語個人教授を頼まれた。弟はそのクラブで“アンラッキー・ヤング・メン”として出演していた。日本最年少のジャズパンド。仲間は真二と朝鮮人の高だ。彼らの共通の夢はトラックを買い、日本中を演奏しながら長い長い英雄的な旅を続けることだった。−−靖男にも希望があった。パリ留学懸賞論文入賞したら<この陰うつな日本から、あの頼子のセクスから解放される>。翌日会った歌手志望の明子の話−−滋が高と同性愛らしいという−−が靖男を驚かした。靖男はホテルで明子と関係を持った。滋たちは、マネージャー大黒復讐したくてたまらなかった。いつも毒づくのだ。三人討論の上侮辱大元締のはずの総理大臣襲撃することにした。靖男に論文入賞通知がきた。明子は姙娠していた。彼は頼子と別れる決心をした。自立するため、バイトの口を探した。が、明子はしおれていた。結核医師診断されたのだ。子を生めば自殺同然だと。泊ったホテルで、彼女はガス無理心中を図った。靖男は怒りそのまま去った。翌日新聞は、銀座での少年二人爆死事件を告げていた。目撃者証言で、第三少年犯人と目された。滋である。総理大臣襲撃失敗して、高と真二がいがみあい爆死してしまったのだ。−−靖男が友人学生コミュニスト八木沢からアラブ独立運動家紹介されていた時、滋が飛びこんでき、事件説明した。高が男色関係にある外人ジミイを殺して奪った百万円がクラブ控え室にある。それを処置なければ滋が金ほしさに二人殺しと見られるだろう。靖男はアラブ人アパートに弟を残し、金を取りクラブへ向った。その間に、滋は監禁されたと思いこみ、逆上し、窓から墜落した。<兄貴裏切り野郎!>クラブで、靖男はアラブ人と共に捕えられたが、すぐ釈放された。大使館書記官は彼にアラブ人交渉を持たぬことを要請した答えにはパリ行きかかっていた。<ノン!>靖男は答えた、−−<アラブ独立運動を私は支持する>。出口に頼子が待っていた。彼を迎え入れるといったが、靖男は振り向かなかった。八木沢学生運動に入ることをすすめたが、靖男はもう後悔していた。彼は悄然と鉄橋の下をのぞきこんだ。自殺にひかれたが、出来なかった。彼は背を丸め歩きだした。−−これがだらしなく生きて行く、希望のないわれらの時代なのだ。





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