臨界実験装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/14 15:11 UTC 版)
臨界実験装置(りんかいじっけんそうち、critical assembly)とは、研究用原子炉の内で、炉心の核特性を実験するために組み換えが容易に可能であるように作られているものを指す。臨界集合体とも言う。 核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律(原子炉等規制法)施行令第十七条において、「炉心構造を容易に変更することができる試験研究用等原子炉であつて、核燃料物質の臨界量等当該試験研究用等原子炉の核特性を測定する用に専ら供するものをいう。」と定義され、原子炉等規制法第三十条の運転計画を作成し、届出をする必要が無いものとされている。 原子炉の設計を行うに当たって、炉心部と同様に核燃料、冷却材や減速材を配置して計算で求められた中性子束の密度などが予想通りかを調べるために用いられる。 一般に、出力は小さく、放射化も小さいので、遮蔽も無く手で炉心を組み替えたり、計器を設置することができる。 日本には KUCA 京都大学複合原子力科学研究所 NCA 東芝 FCA 日本原子力研究開発機構 TCA 日本原子力研究開発機構 STACY 日本原子力研究開発機構 (NUCEF) TRACY 日本原子力研究開発機構 (NUCEF) 等がある。
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臨界実験装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/01 09:44 UTC 版)
TCA軽水炉の炉物理及び臨界安全性に関する研究に用いられる臨界実験装置。 FCA高速炉用臨界実験装置。 STACY定常臨界実験装置。詳細は「燃料サイクル安全工学研究施設」を参照 TRACY過渡臨界実験装置。詳細は「燃料サイクル安全工学研究施設」を参照
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