老人週間と老ク連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 21:45 UTC 版)
「サンパウロ日伯援護協会」の記事における「老人週間と老ク連」の解説
1970年9月21日、援協はブラジル日系社会の高齢者へ対する認識を高めようと第一回老人週間を開催し、同時に高齢者への無料健康診断と実体調査を行った。以後、老人週間は恒例で行われるようになった。 1972年9月21日、援協は救済会と協力して日本から厚生省社会局の老人福祉専門家の森幹郎専門官を招き、第三回老人週間で講演会を開催。老人週間の後、専門官は10日間にわたり、サンパウロ州とパラナ州で巡回講演と視察を行い、老人福祉へ対する感心を高めた。翌73年、第一回老人クラブ講習会を開かれた。その結果、数ヶ所しかなかった日系老人クラブがブラジル全国で53クラブにまで増えた。 1974年1月、援協は複数の老人クラブの要望に応え、機関誌「ブラジル老壮の友」を発刊。翌75年9月、第六回老人週間を期にブラジル全土の83の老人クラブからなるブラジル日系老人クラブ連合会(通称:老ク連)が結成された。その後、1979年に老ク連は援協から独立した法人組織となる。
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