縁生とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 宗教 > 仏教 > 教義 > 縁生の意味・解説 

えん‐しょう〔‐シヤウ〕【縁生】

読み方:えんしょう

仏語

すべての存在因縁によって生まれること。因縁生。縁起

因縁によって生じた結果。縁已生(えんいしょう)。


縁起

(縁生 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/08 03:13 UTC 版)

縁起(えんぎ、: pratītya-samutpāda, プラティーティヤ・サムトパーダ: paṭicca-samuppāda, パティッチャ・サムッパーダ)とは、他との関係が縁となって生起するということ[2][3][1]。全ての現象は、原因や条件が相互に関係しあって成立しているものであって独立自存のものではなく、条件や原因がなくなれば結果も自ずからなくなるということを指す[2]


注釈

  1. ^ 此縁性とは、「此れを縁とすること」という意味[3]

出典

  1. ^ a b 丸山勇『ブッダの旅』岩波書店〈岩波新書〉、2007年4月20日、189-192頁。ISBN 978-4004310723 
  2. ^ a b c d e f g 中村元『広説仏教語大辞典』 上、東京書籍、2001年6月、137頁。 
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 中村元ほか(編)『岩波仏教辞典』(2版)岩波書店、2002年10月、95-96頁。 
  4. ^ 『今日から役立つ仏教』ナツメ社53頁
  5. ^ Harvey, Peter. The Conditioned Co-arising of Mental and Bodily Processes within Life and Between Lives, in Steven M. Emmanuel (ed) (2013). "A Companion to Buddhist Philosophy", pp. 46-69. John Wiley & Sons.
  6. ^ Bhikkhu Anālayo 2020: “Dependent Arising”, Insight Journal,46:1–8
  7. ^ 業感縁起(ごうかんえんぎ)とは - コトバンク”. 朝日新聞社. 2017年7月25日閲覧。
  8. ^ 馬場紀寿「三世両重因果の成立 - 上座部大寺派の縁起支定義」『印度學佛教學研究』第51巻第2号、2003年3月20日、834-832,、NAID 110002707015 
  9. ^ a b 中村元 『龍樹』 講談社〈講談社学術文庫〉、pp194-196。
  10. ^ 「頼耶縁起」 - ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典、2014 Britannica Japan。
  11. ^ 新村出(編)『広辞苑』(第三版)岩波書店、1986年10月、274頁。 


「縁起」の続きの解説一覧



縁生と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「縁生」の関連用語

縁生のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



縁生のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの縁起 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS