結婚、絵本作家としてデビュー
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「ターシャ・テューダー」の記事における「結婚、絵本作家としてデビュー」の解説
1938年、23歳でトーマス・マクリーディとレディングで結婚し、同年夫の強いすすめでデビュー作の絵本『パンプキン・ムーンシャイン』(Pumpkin Moonshine)を出版した。長女ベサニー、長男セス、次男トーマス、次女エフナーと4人の子供に恵まれるが、1961年に46歳で離婚し、同年正式にターシャ・テューダーと本名を改めた。この時子供たちもテューダー姓に改名した。1960年代にアラン・ジョン・ウッズと再婚したが、数年で離婚している。生涯を通し80冊以上の本を出版。次々と出版された作品はそれまで古典が中心だった児童文学に新風を吹き込んだ。身近な世界が舞台となった話にアメリカ中の子供たちが夢中になった。1945年に77の詩に挿絵の入った『マザー・グース』という絵本で、絵本画家に贈られる最も権威あるコールデコット賞の次点作(オナー賞)に選ばれた。同年ニューハンプシャー州ウェブスター(en)の古い農場を買い取って移住。その後、1957年に数字やアルファベットの絵本『1 is One』という作品で再びコールデコット・オナー賞を受賞する。コーギー犬が大活躍する絵本『コーギービル』シリーズはターシャの代表作である。1968年にルイーザ・メイ・オルコット著の『若草物語』の挿絵を描いている。若草物語に登場する末娘のエイミーにプロポーズする青年のモデルはマサチューセッツの氷を世界中に輸出して財を築いたターシャの曽祖父でアイスキングと呼ばれた、フレデリック・テューダー(en)である。1971年に児童文学に対する貢献を評価されて、リジャイナ・メダル(en)を受賞する。晩年にバーモント大学から名誉博士号を授与された。
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