米英メディアによる報道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 07:19 UTC 版)
議論については「南京事件論争#当時の国際報道についての議論」を参照 当時、南京には欧米人記者5名が駐在しており、日本軍占領後に船で上海に移動したが、5名の記者達は、一部は、ベイツ宣教師から渡された声明をそのまま、一部は声明にアレンジまたは自分の体験を加え、欧米で南京事件を報道した。そして、アメリカの『シカゴ・デイリーニューズ(英語版)』(12月15日付)や『ニューヨーク・タイムズ』(12月18日、19日付)、イギリスの『タイムズ(ロンドン・タイムズ)』(12月20日)のような有力紙の記事、ロイター通信社による新聞記事によって、事件初期の殺人、傷害、強姦、略奪などの犯罪行為(Nanjing Atrocities)が日本軍によって行われたとして伝えられて報道された。1938年以降も新聞記事や雑誌(アメリカ雑誌「ライフ」誌の特集(1月、5月)で報道される。池田悠によれば、発信源はほぼ全て現地に残留した米国人宣教師たちで、彼ら宣教師による事件の創作を中国政府が利用した、という。
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