籤引きの方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 02:14 UTC 版)
籤引きの方式には色々あるが、代表的なものには次のようなものがある。 みくじ棒と呼ばれる細長い棒の入った角柱あるいは円柱形の筒状の箱(みくじ筒、御神籤箱)を振り、棒を箱の短辺の小さな穴から一本取り出し、棒の端あるいは中央に記された番号と同じ籤(みくじ箋)を受付あるいは専用の整理箱から受け取るもの。おみくじの発祥とされる元三大師みくじ(元三大師百籤)の方式も第一番大吉から第一百番凶まで通し番号になっており、みくじ筒から引き当てた番号と紙くじを引き換える方式であった。みくじ筒から取り出す過程は参詣者が行うことが多いが、戸隠神社では神職が祝詞をあげながら行う形式である(希望する参詣者が受付で年齢を告げて神職が祝詞の中で希望者の年齢や男女の別を告げながら行う)。 みくじ筒は両手で抱えられる程度の大きさ・重さのものが多いが、神社によっては一人では抱えられないほど巨大なものもある。みくじ棒が竹製である場合にはみくじ竹ともいう。 予め折り畳まれた籤(みくじ箋)を専用の箱に入れるか三方などの上に置いておき、それを参詣者が直接選ぶもの。2019年コロナウイルス感染症の影響により、みくじ筒を廃止して並べられたものを直接参詣者が選ぶ方式に替えた神社もある。 自動販売機(頒布機)に発売金額分の硬貨を投入して得るもの。先述の女子道社が、おみくじの自動販売機の実用新案を登録したのは大正期のことであった。
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