算木数字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 14:34 UTC 版)
算木を紙に記すときは正の数をそのまま書き、負の数は最後の桁に斜線を書いて示した。この算木数字は真の位取り記数法である。横式の字の縦棒は、字の高さを揃えるため短く書いた。 また当初「0」は空白だったが、「〇」を書くようになった。718年に瞿曇悉達によりインド数字から導入されたとも、中国語で欠字を表した「□」から来ているとも言われる。漢数字#〇、零を参照すること。 13世紀、南宋の数学者は 4、5、9の数字の画数を減らして書きやすくした。この新しい数字の横式は最終的に蘇州号碼に変化した。日本では紙の上では従来の算木数字を使い続けた。 正の数 0123456789縦式 横式 負の数 -0-1-2-3-4-5-6-7-8-9縦式 正の数 (南宋) 0123456789縦式 横式 例: 231 5089 -407 -6720
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