第8、第9、第10の哨戒 1943年8月 - 1944年3月
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「シール (サーモン級潜水艦)」の記事における「第8、第9、第10の哨戒 1943年8月 - 1944年3月」の解説
8月15日、シールは8回目の哨戒で千島列島方面に向かった。8月27日にシールは南千島海域に入った。8月31日朝、シールは潜航の際に司令塔のハッチの留め金をかけるのを忘れ、入り込んだ海水がポンプルームを水浸しにし、電気系統を破壊した。シールは修理のため東に向かい、空気圧縮機を仮復旧させてなんとか魚雷を発射できる態勢にした。9月8日に哨戒海域に戻ったシールは、オホーツク海を横断するように哨戒。9月17日、シールは2隻の貨物船を発見し魚雷を発射したが、命中しなかった。9月25日、シールは哨戒海域を撤収した。10月4日、シールは50日間の行動を終えて真珠湾に帰投した。 11月7日、シールは9回目の哨戒でマーシャル諸島方面に向かった。ジョンストン島で補給を行い、12月15日までクェゼリン環礁を始めとするマーシャルの各環礁の写真偵察を行った。12月19日、シールは42日間の行動を終えてミッドウェー島に帰投した。 1944年1月17日、シールは10回目の哨戒でトラック諸島方面に向かった。この哨戒では2月17日のトラック島空襲に対する救助配備任務に就き、2月22日にはポンペイ島の偵察を行った。3月6日、シールは50日間の行動を終えて真珠湾に帰投。2度目のオーバーホールのためメア・アイランド海軍造船所に回航された。また、艦長がジョン・H・ターナー少佐(アナポリス1936年組)に代わった。
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