第4章:サンクトゥス(聖なるかな)
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「戦争レクイエム」の記事における「第4章:サンクトゥス(聖なるかな)」の解説
英語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります。オーウェン「最後(The End)」 大きく2つに区分される。前半は、ガムランを思わせる金属打楽器のトレモロに乗ったソプラノ独唱に始まる。なお、トレモロの音は最初が「嬰ヘ音」、次が「ハ音」である。輝かしいファンファーレを伴った壮大な「いと高き天にホザンナ」が合唱によって歌われ、その中間部にはソプラノ独唱と合唱による「ベネディクトゥス」が置かれている。後半は、バリトン独唱によるオーウェンの詩「最後(The End)」が、神を讃える輝かしい前半と対照をなすように置かれる。この詩の「生はこれらの死んだ体を蘇らせてくれるのだろうか。本当に、すべての死を取り消し、すべての涙を鎮めてくれるのだろうか。」という問いかけの言葉は、オーウェンの墓碑銘にも使われている。
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