符号の規約とは? わかりやすく解説

符号の規約

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/22 21:42 UTC 版)

物理学において、ある量の集合についてそれぞれ正か負かの符号を任意に選択できる場合があり、このときの符号の付け方を符号の規約(ふごうのきやく, : sign convention)という。ここでいう「任意」とは、この符号について異なる規約を(一貫して)用いたとしても、同一の物理系として正確に記述されるという意味である。このため符号選択は(論文や書籍の)著者によって様々であり、しばしば科学研究における混乱や不満、誤解や過誤の源となっている。一般に、符号の規約は1つの次元についての座標系の選択の、特別な場合である。


  1. ^ この項においては、計量の符号は時間成分を最初に、そして空間成分を続けて表示する。
  2. ^ a b 粒子物理畑の人間は(+,−,−,−)を好み、一方で相対論畑の人間は(−,+,+,+)を好むと言われる。AstroBaki (2017年12月6日). “Lorentz transformations” (英語). 2018年1月2日閲覧。
  3. ^ 『パウリ物理学講座』Pauli Lectures on Physics
  4. ^ 13章のみ時間的規約へと符号を変更している。


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符号の規約

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/17 20:56 UTC 版)

符号 (数学)」の記事における「符号の規約」の解説

詳細は「符号の規約」を参照 多く文脈では、符号選択(どちらの範囲を正としどちらの範囲を負とするべきかということ)は自然に決まるが、一貫性のみが問題任意に符号決められる場面と言うものも存在する後者場合であれば明示的な符号の規約を設け必要がある

※この「符号の規約」の解説は、「符号 (数学)」の解説の一部です。
「符号の規約」を含む「符号 (数学)」の記事については、「符号 (数学)」の概要を参照ください。

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