笑の宿

品種登録データベース

笑の宿【ｼｮｳﾉﾔﾄﾞ】（草花類）

	登録番号	第14212号
	登録年月日	2006年 3月 24日
	農林水産植物の種類	きく
	登録品種の名称及びその読み	笑の宿 　よみ：ｼｮｳﾉﾔﾄﾞ
	品種登録の有効期限	25 年
	育成者権の消滅日
	品種登録者の名称	小井戸輝雄
	品種登録者の住所	長野県松本市元町１丁目１番７号
登録品種の育成をした者の氏名	小井戸輝雄
登録品種の植物体の特性の概要
この品種は、育成者所有の育成系統に「紅葉山」を交配して育成されたものであり、花は濃赤紫色のやや大輪で切花向きの品種である。開花時の草丈は長、節間長は中、茎の太さはやや細、色は緑である。たく葉の大きさはやや大、葉の着き方は上向き、葉長は長、葉幅はやや広、葉の縦横比及び光沢は中、一次欠刻はかなり深、基部の形は平、表面の色は中である。側らいの数は無、舌状花の重ねは八重、花の大きさはやや大、厚みはやや低、花首の長さは短、花たくの形は盛り上がったドーム状である。舌状花の多少はやや少、向きは水平、主要な形は舟底弁、２次的な形はさじ弁、花筒部の長さは短である。外花弁の長さ及び幅は中、花弁先端の形は丸、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁表面の色は濃赤紫（JHS カラーチャート9509）、裏面の色は濃紫ピンク（同9213）、内花弁表面の色は濃赤紫（同9509）、裏面の色は穏紫ピンク（同9212）、管状花の花冠の深裂の程度はかなり小である。生態分類型は秋、開花の早晩性はかなり早である。「笑紋」及び「笑琴」と比較して、外花弁及び内花弁の表面の色が濃赤紫であること等で区別性が認められる。
登録品種の育成の経過の概要
この品種は、平成９年に育成者のほ場（長野県松本市）において、育成者所有の育成系統に「紅葉山」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「笑の巴」であった。