立花隆による「大本営発表」批判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 08:53 UTC 版)
「与良正男」の記事における「立花隆による「大本営発表」批判」の解説
さらに与良は、「不安や懸念ばかりを書き立てることが、今度の衆議院選で『チェンジ』を求め、政権交代を選んだ多くの有権者の期待に応える報道だろうか。(…)性急に結論を求めるのではなく、ここは一つでも二つでも改革が進むように政権の背中を押すのがマスメディアの仕事ではないか」として、民主党政権を支援することがメディアの役割だと断じた。このような与良の民主党政権擁護の姿勢に対し、ジャーナリストの立花隆は、以下のように痛切に批判した。「いまの鳩山政権は相当にひどい状態で、不安と懸念がいっぱいなのだが、それには目をつぶって、現政権の後押しをするのが、マスメディアの役割と(与良は)いっているのだ。それは別の表現で言えば、あの戦争の時代、『国家総動員』の時代、あるいは『大本営発表』の時代にメディアがやっていたようなことをまたやるべきだといっているのに等しい」。これに対し与良は「単純に政治を批判していれば済む時代ではなくなったのではないか。そう問題提起をしたかったのだが、通じない人にはなかなか通じない」と反論した。そして、その後もほぼ一貫して民主党政権の擁護を続けた(詳細は以下)。
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