稲渕
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/18 15:07 UTC 版)
奥飛鳥の導入部分に位置し、飛鳥稲淵宮殿跡があり、南淵請安の生地とも伝わる。高低差50mの斜面を開墾した棚田が広がる景観に始まり、竜門山地へと分け入ると狭隘な地形へと変貌し、斜面に家屋が密集する。集落入口には飛鳥川に男綱と呼ばれる綱掛けが渡されている。飛鳥川の増水で橋が流されやすいため、渡河用に飛石が敷設されている。集落内には灌漑用の井手と呼ばれる水路が巡らされている。続く栢森との境界に飛鳥川上坐宇須多伎比売命神社(あすかかわかみにいます うすたきひめのみことじんじゃ)が鎮座する。美しい日本のむら景観百選でもある。 集落がある地域の海抜は250m。 2010年(平成22年)時点で54世帯167人が暮らす。 稲渕の棚田 稲渕集落の結界となる男綱 飛鳥川の飛び石 稲渕集落 集落を流れる井手 飛鳥川上坐宇須多伎比売命神社
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