種の区別
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 02:10 UTC 版)
10種が認められる。全種の区別の詳細は#検索表に譲るが、特に Mitragyna diversifolia と Mitragyna parvifolia の2種は形態的に明確な違いと言えるのは花同士の間にある小苞の柄に対する萼の位置や、花冠裂片の2倍を基準とした花冠管の長さといった点ぐらいであり、かつては前者が後者と誤同定されたり、前者が後者の変種と考えられたりしたこともある。また本属のうち熱帯アフリカ産の3種が一時期 Hallea (あるいは Fleroya) という別属に分類されていたことがあったが、そのうちバイヤ(Mitragyna ledermannii)と Mitragyna stipulosa の2種は植物学の世界でも混同された例が多く、また現在のコンゴ共和国にあたる地域では有用植物としての利用の際もこの2種は特に区別せずに用いられてきた。この両者の形態的な違いは萼片の形状やその縁の毛の有無、小苞に対する萼片の高さ、枝につく花の個数といった点に見られる。
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