畳み込み符号化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/12 10:06 UTC 版)
データを畳み込み符号化するには、それぞれが 1 入力ビットを保持する k 個のメモリレジスタを用意する。特に指定されない限り、各メモリレジスタの初期値は 0 である。エンコーダには、n 個の 2 を法とする加算器と n 個の生成多項式があり、1つの生成多項式が1つの加算器に対応している。入力ビット m1 は左端のレジスタに格納される。そして、各メモリレジスタの値に対して生成多項式を適用して n ビットの出力をする。次に、全レジスタ値を右方向にビットシフトし(m1 を m0 に移し、m0 を m-1 に移す)、次の入力ビットを待つ。新たな入力ビットがない場合、エンコーダは全てのレジスタがゼロ状態になるまで出力を続ける。 右図はレート 1/3 (m/n) で拘束長 (k) が 3 のエンコーダを示している。生成多項式は、G1 = (1,1,1)、G2 = (0,1,1)、G3 = (1,0,1) である。従って、出力ビットは次のように計算される(2 を法とする)。 n1 = m1 + m0 + m-1 n2 = m0 + m-1 n3 = m1 + m-1.
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