甘粛地震とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 甘粛地震の意味・解説 

かんしゅく‐じしん〔‐ヂシン〕【甘粛地震】


甘粛地震

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/28 04:40 UTC 版)

甘粛地震
本震
発生日 2013年7月22日
発生時刻 7時45分(UTC+8)
震央 中国甘粛省定西市
北緯34度30分 東経104度12分 / 北緯34.5度 東経104.2度 / 34.5; 104.2座標: 北緯34度30分 東経104度12分 / 北緯34.5度 東経104.2度 / 34.5; 104.2
震源の深さ 20 km
規模    M6.6(USGSはM5.9と発表)
津波 無し
余震
回数 400回以上
最大余震 2013年7月22日午前9時12分に発生したM5.9の余震
被害
死傷者数 死者89人・負傷者593人以上・行方不明者5人
被害地域 中国
プロジェクト:地球科学
プロジェクト:災害
テンプレートを表示

甘粛地震(かんしゅくじしん)は2013年7月22日現地時間午前7時45分に中国甘粛省定西市で発生した地震である[1]定西地震(ていせいじしん)とも呼ばれる。

地震の規模

マグニチュードは、甘粛省当局は6.6と発表したが、アメリカ地質調査所(USGS)は5.9としている[2]震源はUSGSの発表によると、蘭州市(同省の省都)の南南東177km、定西市の岷県漳県付近とされる。深さは20km[3]

岷県では、強い揺れが1分近く続いたと住民が証言している。また、同省に隣接する陝西省寧夏回族自治区でも強い揺れがあった。

被害

確認された死者は89人、負傷者は593人以上に達し、5人が行方不明となっている[1][4][5]。大規模な地滑りが発生し、100軒ほどが土砂に埋もれているとの情報があり、死傷者はさらに増える恐れがある。岷県で被害が大きく、確認された死者のうち86人を占め、4200戸が倒壊、16000戸が一部損壊した。ショウ県でも1人が死亡、380戸が倒壊、5600戸が一部損壊するなど、家屋の被害も大きい。定西市や甘粛省は救援部隊や医療チームなどを被害地に送った。

被災地では電話回線が麻痺しており、一部地区では停電している。

余震

同日午前9時12分にもマグニチュード5.6の余震が発生したほか、同日夕方までで440回以上の余震が観測された。

その他

隣接する四川省で発生した四川大地震(2008年5月)と四川地震(2013年4月)と同じ「南北地震帯」にあり、地震担当者は「活動期に入り、活動度は衰えていない」とコメントした[6]

出典・脚注



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「甘粛地震」の関連用語

甘粛地震のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



甘粛地震のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの甘粛地震 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS