理科Iとは? わかりやすく解説

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理科I

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/11 03:48 UTC 版)

理科I (りかいち)は、1982年から施行された学習指導要領において、物理化学生物地学の4領域の総合基礎科目として設置された高等学校理科の科目である。標準単位数は4単位。
1973年から施行された学習指導要領において、理科の選択必履修科目として設定された総合科目の「基礎理科」をベースにしているが、理科Iは、高等学校理科における総合科目として全員必修とした違いがある。
1985年から共通一次試験の全受験生の必須科目として課せられたが、1987年に共通一次試験の必須科目から削除され、また試験科目として課す私立大も僅少だったことから、科目として形骸化し、1989年学習指導要領改定において廃止された。
なお、1994年度以降、同趣旨の科目として「総合理科」とIAを付した科目が設けられた。また2003年度以降、本科目に相当する科目として理科総合Aと理科総合B(合わせて4単位)および「理科基礎」(2単位)が設けられ、前記3科目のいずれかを必修にすることにより、必修の理科総合課目が復活したものの、2012年の学習指導要領改訂により理科総合A、理科総合B、理科基礎は廃止になり、同趣旨の科目として「科学と人間生活」が設けられた。 ただし、「科学と人間生活」は、「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」の4科目のうちいずれか3科目以上を履修することで履修しなくてよい科目になったため、高等学校理科における総合科目は、1981年以前のような選択必履修科目に戻った。




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