現代に残るリュディア語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/18 04:01 UTC 版)
「リュディア語」の記事における「現代に残るリュディア語」の解説
今も国際的に使われるリュディア語起源の単語としては、ラブリュス(両刃斧)がそうであるかもしれない。この語は非ギリシア語で、リュディア語碑文には出現しないものの、プルタルコスは「リュディア人は斧をラブリュスと呼ぶ」と言っている。 ほかのリュディア語からの借用語には、僭主を意味する語(英語: tyrant)がある。この語は紀元前8-7世紀のメルムナデス朝を建てたギュゲース(英語版)王を指すために、古代ギリシアの資料において否定的なニュアンスを持たずに使われている。この語は彼が生まれた町の古典古代における名であるテュッラ(今のトルコのティレ(英語版))に由来するかもしれない。 元素名のモリブデンは、古代ギリシア語の μόλυβδος (mólybdos)「鉛」に由来し、この語はミケーネ・ギリシャ語で mo-ri-wo-do と書かれているが、リュディア語の mariwda-(暗い)の借用語と推測されている。
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