猫のゆりかご
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『猫のゆりかご』(ねこのゆりかご、Cat's Cradle)は、1963年に出版されたアメリカの作家カート・ヴォネガットのSF小説。世界を滅ぼす力を持つ発明品「アイス・ナイン」を巡る物語であり、科学や宗教、国家などを独特のユーモアを交えながら風刺している作品。作者の代表作であり出世作である[1]。
- ^ 文庫版訳者解説、364頁
- ^ 伊藤典夫「訳者あとがき」『猫のゆりかご』早川書房〈ハヤカワ文庫SF〉、1979年7月31日、297頁。
- ^ 実在するIX相の氷とは別物である点に注意。本作執筆当時は氷の結晶形としては8種類しか知られていなかったため、作者が架空の結晶形に「アイス・ナイン」の名を与えた。詳細は、en:ice#Phases参照。
後にポリウォーターが「発見」され、水のより安定な状態とされたため同様の危惧がなされたが、そのような状態は実在しないことが判明した。
また作者の兄で気象学者のバーナード・ヴォネガットは、ヨウ化銀が人工降雨において氷の成長を促進させる効果があることを1946年に発見している。 - ^ シモン・ボリバルが元
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