熱帯収束帯

デジタル大辞泉

ねったい‐しゅうそくたい〔‐シウソクタイ〕【熱帯収束帯】

読み方：ねったいしゅうそくたい

南北両半球の貿易風が合流する帯状の境界。一般に北半球の夏のときには北半球に、冬には南半球に移動する。上昇気流が生じて積乱雲が発達し、降水量が多い。赤道前線。熱帯前線。赤道収束帯。ITCZ（intertropical convergence zone）。

気象庁 予報用語

熱帯収束帯

分野：

前線に関する用語

意味：

南北両半球からの貿易風が合流する帯状の境界。

備考：

「赤道前線」は同じ意味。

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熱帯収束帯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/03/25 07:58 UTC 版)

熱帯収束帯（ねったいしゅうそくたい、英語: Intertropical Convergence Zone、略称：ITCZ）は、大気循環の中で赤道付近に形成される低気圧地帯のこと。赤道低圧帯とも呼ぶ。

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熱帯収束帯

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「熱帯」の記事における「熱帯収束帯」の解説

太陽高度の気候に対する影響（英語版）のため、熱帯に属するほとんどの地域は1年を通して気温が高く、季節による温度変化よりも1日の気温の変化のほうが大きい。熱帯気候地域における季節の変化は降水量の変化により影響を受けており、特に熱帯雨林気候帯（英語版）や熱帯収束帯 (ITCZ)では大きな影響を受ける。7月平均のITCZは右図のとおりである。上昇気流が発生する地域は降水量が多く、下降気流が発生する地域は乾燥している。ITCZは1年を通して赤道付近に存在するが、インドのいくつかの地域では地域的に発生する大規模モンスーンに大きな影響を受けている。