熊本岩田屋
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1973年(昭和48年)10月に九州産業交通などが開設したバスターミナル熊本交通センターの一角(熊本県熊本市桜町3-22)に伊勢丹、熊本交通センターとの合弁で岩田屋伊勢丹ショッピングセンターとして開業。 熊本商工会議所の百貨店審議会で百貨店としての進出が拒否されたため、ショッピングセンターとして開業し、1974年(昭和49年)7月に百貨店に切替えたものの業績低迷が続いた。1993年(平成5年)3月には伊勢丹が撤退し単独運営の熊本岩田屋となった後も損失が膨らみ、久留米岩田屋に営業を移管した2000年(平成12年)2月までに累積赤字は100億円に達した。 営業移管後は久留米岩田屋熊本店として営業し、九州産業交通が家賃を年10億円から9億円に減額するなどの対応をした結果、2001年(平成13年)2月期には1.85億円、2002年(平成14年)2月期には約3億円の経常黒字を計上して単年度収支では黒字転換していたが、経営再建の一環として2003年(平成15年)2月11日に閉店した。 撤退表明時にはMBOによる独立も模索されたが岩田屋側が拒否して実現せず、地元財界人が2002年(平成14年)10月に県民百貨店を設立して阪神百貨店と提携し、くまもと阪神として店舗と従業員の大半を引継いで熊本岩田屋の閉店から10日後に開業した。 その後、自社での運営ノウハウが付いたとして阪神百貨店との業務提携を終了し、県民百貨店として営業していたが、再開発に伴う移転先の確保ができなかったことなどを理由に2015年(平成27年)2月28日をもって閉店している。
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