為体

実用日本語表現辞典

体たらく

読み方：ていたらく
別表記：為体

体たらく（ていたらく）とは、人の様子・ありさまを意味する表現であり、今日では主にネガティブな意味合いで「なんという体たらくだ」というような言い回しで用いられることの多い表現。「ひどい有様」の「有様」もしくは「ざま」に共通するニュアンスといえる。

「体たらく」の語源

「体たらく」の語源は「体たり」が名詞化したものとされる。「体（てい）」は姿・様子・ありさまの意味であり、「体のいい」のような言い回しで「てい」と読まれる。「たり」は断定を意味する助動詞であり、「ク語法」という表現法により名詞化している。

ちなみに、「ク語法」の例としては、「体たらく」の他には「思わく」や「恐らく」「願わくば」といった表現が挙げられる。

体たらくの用例

• ひねもす寝て過ごすとは何という体たらくだ
• もはや死を待つばかりという体たらくである
• ゴネて国会を蔑ろにする万年野党の体たらく
  

（2020年11月24日更新）

デジタル大辞泉

てい‐たらく【体たらく／為^＝体】

読み方：ていたらく

《「たらく」は、断定の助動詞「たり」のク語法》ありさま。ようす。ざま。現在では、ののしったり自嘲をこめたりして、好ましくない状態にいう。「初日から遅刻とはなんという—だ」

「覚明が—褐(かち)の直垂(ひたたれ)に黒革威(をどし)の鎧きて」〈平家・七〉

難読語辞典

為体

読み方：エタイ（ｅｔａｉ）

真の姿や考え、本当のこと

為体

読み方：テイタラク（ｔｅｉｔａｒａｋｕ）

ようす

歴史民俗用語辞典

為体

読み方：テイタラク（ｔｅｉｔａｒａｋｕ）

すがた、なりゆき、ありさまの意。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

為体

出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 23:45 UTC 版)

和語の漢字表記

為 体（ていたらく）

1. ていたらく 参照

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「為体」の例文・使い方・用例・文例

• 作為体験という,精神分裂病の症状