濃黄の力【ノウキノチカラ】(草花類)
登録番号 | 第4192号 | |
登録年月日 | 1994年 12月 26日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 濃黄の力 よみ:ノウキノチカラ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 大場義弘 | |
品種登録者の住所 | 長崎県島原市北安徳町丁1208番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 大場義弘 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「黄秀芳の力」の突然変異による花色変異個体から選抜,育成されたものであり,花色は明緑黄の大輪で一輪仕立ての切花向き品種である。 草型は直立性,開花時の草丈は中である。茎の太さは6.0~7.9mm,強さは中,色は緑,節間長は10~19mmである。葉身長は75~99mm,幅は50~74mm,基部の形は平,先端部の形は鈍円,一次欠刻は0.30~0.69,二次欠刻の程度は中,葉の欠刻底部の形は中間,葉裂片縁部の重なりは重なる,色は緑,光沢度,厚さ及び硬さは中である。たく葉は主に両側に全体的にある,大きさは中である。つぼみの形は平,花房の形は円筒形,花の大きさは150~199mm,舌状花の重ねは5列以上で露心しない,外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2704),舌状花数は100~199,管状花数は10~49,花弁の形は舟底弁及び管弁1,長さは70~89mm,幅は20.0~29.9mm,先端の形は尖る,外花弁の反り方は平,花たくの大きさは15.0~17.4mm,総ほう部から花頂部までの高さは60~79mm,花首の長さは40~59mm,太さは5.0~5.9mmである。育成地(長崎県島原市)における自然開花は10月初旬で,季咲きの開花期は秋である。 「黄秀芳の力」と比較して,外花弁の表面の色が明緑黄であること,花首の長さが長いこと等で,「巨宝」と比較して,茎の色が緑であること,たく葉が主に両側に全体的にあること,たく葉の大きさが大きいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和61年に出願者のほ場(長崎県島原市)において,「黄秀芳の力」の突然変異による花色変異個体を発見し,以後,増殖と選抜を行いながら特性の調査を継続し,平成2年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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