漫画『ドカベン』の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/25 01:06 UTC 版)
水島新司作の漫画『ドカベン』の劇中、甲子園での明訓高校とブルートレイン学園(BT学園)との試合において、安全進塁権及びそのルールの盲点が描かれている。 8回裏、BT学園の打者・桜が左中間を破りそうな大飛球を放ったが、明訓高校の中堅手・山岡鉄司はグラブを投げつけて打球を止めてしまった。左翼手の微笑三太郎は、このプレイで「三塁打でボールデッドになる」と勘違いして、山岡に内野への返球を止めさせた。すでに三塁を回って本塁に到達しかけていた打者走者の桜も、微笑と同じく勘違いをして三塁に戻ろうとし、その時くやしまぎれに本塁を2度踏みつけた。それを見た球審は、三塁に帰ろうとする桜の本塁到達を認めた。すなわちグラブを投げつけて打球を止めた場合は三塁打でボールデッドになるのではなく、3つの安全進塁権が与えられ、かつボールインプレイであるため、実際に本塁を踏んだ桜の得点が認められたのである。 また同じ水島新司作の漫画『一球さん』の劇中においても主人公の真田一球が大飛球をグラブで落とそうと考え、落としたあとに打者に三塁打と同じになると言われあっけにとられるシーンがある(真田はルールを知らないまま野球を始めてしまったという設定である)。
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