あさ‐むらさき【浅紫】
浅紫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/30 06:38 UTC 版)
浅紫(あさむらさき)は、色の一種で、赤みを帯びた薄い紫色である。赤紫(あかむらさき)ともいう。古代の日本では深紫(黒紫)よりやや劣るものの、高貴な色とされた。
- ^ “浅紫 あさむらさき #c4a3bf”. 原色大辞典. 2013年5月16日閲覧。
- ^ 『日本書紀』巻第25、大化3年是歳条。新編日本古典文学全集版『日本書紀』3の166-167頁。以下、冠位に冠する事実は説くに注記がない限り『日本書紀』の当該年月条による。大化3年を色彩名の初見とするのは内田正俊「色を指標とする古代の身分の秩序について」43頁。
- ^ 谷川士清『日本書紀通証』巻27、臨川書店版第3冊1521頁。
- ^ 内田正俊「色を指標とする古代の身分の秩序について」37頁、40頁。内田は、中国で色に深浅をつける呼び方のはじまりが上元2年(674年)8月以降になることから、『日本書紀』が記す七色十三階冠制の服色は事実に相違すると考えた(同論文29頁)。
- ^ 『続日本紀』巻第2、大宝元年3月甲午(21日)条。新日本古典文学大系『続日本紀 一』、36-37頁。
- ^ 『養老令』「衣服令」諸王礼服条・諸臣礼服条、日本思想大系『律令』新装版351-352頁。「継嗣令」凡皇兄弟皇子条、日本思想大系『律令』新装版281頁。
- ^ 増田美子『古代服飾の研究』259頁。
[続きの解説]
「浅紫」の例文・使い方・用例・文例
- 浅紫という色
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