正教会における敬称
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 09:01 UTC 版)
正教会では、「女王」は生神女マリヤに対する尊称の一つとして用いられる。祈祷文には「女宰」(じょさい)とともに頻繁に登場する。 女王(にょおう)、至栄(しえい)の母たる童貞女よ、慶べ(よろこべ)、如何に滑なる(なめらかなる)能辯(のうべん)の口も辯(べん)を盡し(つくし)、宜しきに合ひて(かなひて)爾を歌ふ能はず、如何なる智慧も爾の産を悟るを得ず、故に我等心を一にして爾を讃栄す。 — 五旬祭の「常に福(さいわい)の代わり」 ただしローマ・カトリックと異なり、聖母の被昇天の教義は正教会には無く、サルヴェ・レジーナ(幸いなるかな女王)などのローマ・カトリックが用いる各種の聖歌も正教会では用いられない。
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