欧州での広がり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 06:49 UTC 版)
ゴルフGTIの成功を見て、さっそく欧州のメーカーは「ホットハッチ」を続々と市場に投入しはじめた。ホットハッチ好きの多いフランスのルノーからはゴルフGTI登場の前年(1976年)にサンク アルピーヌが発売されていたのだが、1979年にはゴルフGTI迎撃のためターボ仕様が登場。オペル/ボクスホールは1980年にアストラGTEを、英国フォードは1981年にフォード・エスコート XR3iを登場させた。さらに、ランチア・デルタ(GT/HFシリーズ)、フィアット・ウーノ ターボ、プジョー・205 GTI、アウトビアンキ・A112等が続いた。 一方日本では1974年に発売されたホンダ・シビック RSが「ボーイズレーサー」とも呼ばれ、日本のホットハッチの元祖とする見方もある。 1980年代末までにはほとんどの日本のメーカーが参入した。1990年代の終りごろまでには、欧州の全メーカーがハッチバック車に高性能版「ホットハッチ」を販売していた。結果的に従来のスポーツカーをホットハッチが生産台数で大きく凌駕し、スポーティーカー最大の市場区分になった。 またWRC(世界ラリー選手権)ではベース車両に小回りの効くハッチバック車を使用することが一般的になっていったため、これもホットハッチの増加に拍車をかけた。
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