格子QCDによる予測
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/15 08:05 UTC 版)
現在の格子QCDによるグルーボールの予測は、少なくとも仮想クォークが無視されるとき、とても安定的である。最も低い状態の二つを以下に示す。 0++ : 質量7003161100000000000♠1611±163 MeV/c2 2++ : 質量7003223200000000000♠2232±310 MeV/c2 0−+および0−−のような非標準的な中間子であるグルーボールはすべて7000200000000000000♠2 GeV/c2より高いエネルギーを持つことが期待される。グルーボールは必ずアイソスピンI = 0を持つアイソスカラー (en) である。 基底状態のハイブリッド中間子 0−+、1−+、1−−および2−+はすべて7000200000000000000♠2 GeV/c2よりやや低いエネルギーを持つ。非標準的な量子数1−+を持つハイブリッドは7000190000000000000♠1.9±0.2 GeV/c2のエネルギーを持つ。今日で最良の格子シミュレーションは仮想クォークループを無視するクエンチ近似 (en) によって計算される。その結果、これらの計算では中間子状態の混合を再現できない。
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