松永長頼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/05/24 09:39 UTC 版)
松永 長頼/内藤 宗勝（まつなが ながより/ないとう そうしょう）は、戦国時代の武将。三好氏の家臣。丹波国船井郡八木城主。松永久秀の弟。内藤如安の父。
注釈
- ^ 松永甚介長頼、松永蓬雲軒宗勝、内藤蓬雲軒宗勝、内藤備前守宗勝と名乗りが変化した[1]。
- ^ 長頼と久秀の関係について、早くから軍事的才幹を示した長頼の戦功により、右筆の地位から抜け出せていなかった兄・久秀が後年台頭することができたともされる[4]。 しかし、久秀は天文9年（1540年）の時点で既に三好長慶の奉行人の地位にあり、天文11年（1542年）11月には長慶の命で久秀が大和に侵攻するという噂が広がるなど、一軍の将としても認識されていた[5]。また、長頼が初めて史料に現れたのと同じ頃の天文18年（1549年）12月、久秀は本願寺証如から長慶と同じ三種五荷の礼物を贈られており、当時既に長慶の筆頭家臣の地位にあったといえる[6]。
- ^ 長頼と国貞の娘との婚姻について、守護代格である内藤氏と三好氏の家臣で無名の国人だった松永氏とでは家格が釣り合わないが[14]、細川氏綱から山科を与えられた長頼は国貞と同じく氏綱の直臣格とみなされ、氏綱による斡旋があった可能性が考えられる[15]。
出典
- ^ 福島 2014, p. 126.
- ^ 天野 2018, pp. 28–31.
- ^ 中西裕樹 著「松永久秀の出自と末裔」、天野忠幸 編『松永久秀―歪められた戦国の"梟雄"の実像―』宮帯出版社、2017年、30 - 40頁。ISBN 978-4-8016-0057-7。
- ^ 今谷明『戦国三好一族』新人物往来社、1985年、149 - 152、188頁。ISBN 4-404-01262-4。
- ^ 天野 2018, pp. 37–38.
- ^ 天野 2018, pp. 42–43.
- ^ 福島 2009, p. 105.
- ^ 福島 2009, pp. 105–106; 高橋 2017, p. 42; 天野 2018, pp. 42–43.
- ^ a b 天野 2018, p. 44.
- ^ 福島 2009, p. 107; 天野 2018, p. 44.
- ^ 福島 2009, p. 108; 天野 2018, p. 45.
- ^ 福島 2009, pp. 112–113; 天野 2018, p. 64.
- ^ 福島 2009, p. 113; 天野 2018, p. 64.
- ^ 天野 2018, p. 65.
- ^ 天野忠幸『三好一族―戦国最初の「天下人」』中央公論新社〈中公新書〉、2021年、83 - 84頁。ISBN 978-4-12-102665-1。
- ^ 福島 2014, p. 127; 天野 2018, p. 65.
- ^ 福島 2009, p. 113; 天野 2018, pp. 65–66.
- ^ 福島 2014, pp. 128, 130; 天野 2018, p. 65; 馬部 2018, pp. 709–710.
- ^ 福島 2014, pp. 129–131; 天野 2018, p. 65; 馬部 2018, p. 709.
- ^ 福島 2014, pp. 129–131; 天野 2018, p. 65.
- ^ 福島 2014, p. 134.
- ^ 馬部 2018, p. 712.
- ^ 天野 2018, p. 66.
- ^ 福島 2009, p. 120.
- ^ 福島 2009, p. 120; 高橋 2017, pp. 47–48; 天野 2018, p. 116.
- ^ 福島 2009, p. 120; 天野 2018, p. 116; 高橋 2020, p. 18.
- ^ 福島 2014, p. 135; 高橋 2020, pp. 18–19.
- ^ 福島 2014, p. 135.
- ^ 田中 2013, p. 149; 高橋 2017, p. 51; 天野 2018, pp. 155–156.
- ^ 田中 2013, p. 149.
- ^ 田中 2013, pp. 148–151; 高橋 2017, pp. 49, 51.
- ^ a b 天野 2018, p. 116.
- ^ 天野 2018, pp. 116–117.
- ^ 福島 2014, pp. 135–136; 馬部 2019, p. 61.
- ^ 馬部 2019, p. 62.
- ^ 福島 2014, pp. 134, 136; 馬部 2019, p. 61.
- ^ 天野 2018, pp. 66–67.
- ^ 長江 1989, pp. 152–153, 155–159, 173; 今谷 2007, pp. 184–188, 203–208, 214–224, 230, 241; 福島 2009, pp. 112–116, 118–120.
- ^ a b 天野 2018, p. 204.
- ^ a b 高橋 2020, p. 19.
- ^ 福島 2009, p. 131.
- ^ 福島 2009, p. 126; 天野 2018, pp. 192–193.
- ^ 天野 2018, p. 195.
- ^ 福島 2009, p. 130; 高橋 2020, p. 19.
- ^ 福島 2009, p. 130.
- ^ 福島 2009, p. 130; 天野 2018, p. 204; 高橋 2020, p. 19.
- ^ 福島 2009, p. 131; 天野 2018, p. 204.
- ^ 福島 2014, pp. 140–155.
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