暴走族とは? わかりやすく解説

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暴走族

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/20 00:19 UTC 版)

暴走族(ぼうそうぞく)は、自動車オートバイなどを乗り回し、騒音をまき散らしたり無謀な運転をする集団。[1][2][3]


注釈

  1. ^
    警察庁資料(1975年)
    年齢構成 職業構成
    年齢 東京 神奈川 秋田 大阪 職業 東京 秋田
    15歳以下 0.3% 0.5% 高校生 45.0% 9.0%
    16歳 19.3% 10.8% 1.3% 大学生 5.4% 1.5%
    17歳 35.4% 24.2% 10.0% 公務員 0.5% 1.3%
    18歳 13.5% 20.8% 15.1% 8.8% 会社員 12.8% 15.8%
    19歳 12.2% 13.8% 15.1% 31.6% 店員 11.4% 17.6%
    小計 80.4% 69.9% 41.9% 40.3% 運転手 3.9% 5.6%
    20歳 9.8% 13.7% 23.8% 21.6% 自動車修理
    21歳 4.3% 7.6% 17.9% 10.0% 工員 9.2%
    22歳 1.4% 3.3% 7.9% 9.1% 土建業 3.6% 12.8%
    23歳 2.0% 2.8% 4.9% 4.1% 農業 11.8%
    24歳 0.7% 1.5% 1.5% 2.8% 家事手伝い 6.4%
    25歳 1.2% 0.5% 2.0% 2.2%(※) 無職 2.0% 11.8%
    26歳以上 0.7% その他 6.1%
    サンプル数 4,994名 1,201名 391名 320名 サンプル数 4,994名 391名

    ※25 - 29歳まで

  2. ^ 特に大規模な抗争の例として、1975年6月8日に国道134号で、東京の暴走族(ブラックエンペラー、ルート20、スペクター、アーリーキャッツなど)400名と、神奈川と横須賀の暴走族(ピエロ、ホワイトナックル、崇族、邪道会など)の連盟200名が、同年5月8日に起こった傘下グループ間の諍いを理由に大乱闘を行った。4台の車両が炎上、21台が大破、相当数の負傷者を出した。のちに神奈川県警の鎌倉警察署はこの件に関する捜査本部を設置し、抗争に関与した者の一部を逮捕した。
  3. ^ 特に大規模な暴動の例として、1975年5月17日に兵庫県神戸市で、約3,000名の群衆が250台の暴走族車両と合流しフラワーロードを占拠した。タクシーを横転させ、立看板に放火、建物の窓ガラスを割り、警察官や派出所へ投石し44名の警察官を負傷させた。また同日には愛知県岡崎市でも、約500名の暴走族と約1,000名の群集が国道を占拠し、愛知県警の警察部隊と衝突する事件があった。
  4. ^ キャロルクールスダウン・タウン・ブギウギ・バンド、1980年にデビューした横浜銀蝿など。
  5. ^ 広島市では、暴走族が「えびす講祭り」を幹部卒業式と位置づけて、集団で練り歩くなどの示威活動を行って来た背景があり、祭り自体の治安悪化が問題となっていた。この条例制定以降はえびす講期間中における暴走族のトラブルは激減した。→参考:1999年胡子講暴挙事件広島市暴走族追放条例事件
  6. ^ なお、スポーツ需要に関しては国産車のラインナップが壊滅的である(かつ2020年代では人気中古車の高騰が止まらない)ことから販売台数の多い中古輸入車をベースにする動きもあった。
  7. ^ 消音器がない直管、特殊構造でメガホン化し騒音を増幅する。
  8. ^ 特徴的な重低音が好まれる。
  9. ^ 当時ビキニカウルは一般的ではなく、布とプラスチックシールドのいわゆる「風防」である。

出典

  1. ^ 『精選版 日本国語大辞典』「暴走族」
  2. ^ 暴走族とは|大阪府警本部”. www.police.pref.osaka.lg.jp. 2023年1月28日閲覧。
  3. ^ 警察白書、1973年
  4. ^ a b c d 警察庁 (2023). 令和4年中における少年の補導及び保護の概況(43ページ) (PDF,Excel) (Report). 2024年3月10日閲覧
  5. ^ 警察庁 交通指導取締り・交通事故事件捜査等 暴走族対策(暴走族の取締り
  6. ^ 初鹿野俊 (2016年8月28日). “時代の波?消える暴走族集団 上下関係嫌い少人数化か” (日本語). 神戸新聞. https://www.kobe-np.co.jp/news/backnumber/201608/0011730852.shtml 
  7. ^ 少人数によるゲリラ的な暴走行為が主流に - 政府広報オンライン 内閣府大臣官房政府広報室
  8. ^ 警察庁『平成16年 警察白書』「第6章 安全かつ快適な交通の確保 - 13 総合的な暴走族対策 - (1) 暴走族の実態と動向」
  9. ^ MSN産経ニュース「首都高「ルーレット族」を逮捕 警視庁」(2011年3月23日)(2011年6月16日時点のアーカイブ
  10. ^ Response.「箱根で正面衝突…走り屋の事故が多い有料道路」(2005年9月25日)
  11. ^ 警察庁『昭和48年 警察白書』「第6章 交通安全と警察活動 - 4 交通指導取締り - (5) 地方都市に多発した暴走族騒ぎ」
  12. ^ 『昭和50年 警察白書>図4-31 性犯少年の人員と人口比』 1975年 警察庁
  13. ^ 迷惑!暴走族の季節 大群で集結通行規制に 渋谷『朝日新聞』1977年(昭和52年)4月18日、13版、23面
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  15. ^ 警察庁 (1997). 『平成9年 警察白書』「第2節 高齢者を中心とした安全の確保と地域・ボランティア活動 - 3 運転者の特性に応じた交通警察活動 - (4) 総合的な暴走族対策の推進 - ア 暴走族の実態と動向」 (Report).
  16. ^ 警察庁 (1999). 『平成11年 警察白書』「第5章 安全かつ快適な交通の確保 - 5 交通秩序の確立 - (3) 総合的な暴走族対策の推進 - ア 暴走族の実態と動向」 (Report).
  17. ^ 懲役1年---日本最強の暴走族追放条例が宮城県で成立”. レスポンス (2003年3月4日). 2022年2月5日閲覧。
  18. ^ “全国の暴走族、初めて1万人切る 上下関係や「おきて」の厳しさ敬遠” (日本語). MSN産経ニュース (産経新聞). (2011年2月10日). オリジナルの2011年2月13日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110213231024/http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110210/dst11021010070001-n1.htm 
  19. ^ “暴走行為「違法競走」増加 ルーレット族が問題に” (日本語). 47NEWS(よんななニュース) (共同通信). (2008年2月7日). オリジナルの2013年6月27日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130627011124/http://www.47news.jp/CN/200802/CN2008020701000184.html 
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  24. ^ a b 警察庁 (2023). 令和5年警察白書 統計資料 第5章関連 5-27 暴走族の勢力と動向の推移(平成30~令和4年) (Excel) (Report). 2024年3月10日閲覧
  25. ^ 警察庁 (2023). 令和5年度警察白書 第5章 安全かつ快適な交通の確保 第5節 道路交通秩序の維持 第1項 交通事故防止に資する交通指導取締り (Report). 2024年3月10日閲覧
  26. ^ MSN産経ニュース「「捕まっても公道でまた走る!」ドリフト族の大御所40歳を道交法違反容疑で逮捕」(2009年8月3日)(2009年8月4日時点のアーカイブ
  27. ^ 『昭和53年 警察白書』「第7章 交通安全と警察活動 - 6 暴走族の動向と対策 - (2) 特徴的傾向」
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  29. ^ 西日本新聞「“自転車暴走族”を摘発 「並進禁止」県内初適用 筑後署 3少年家裁送致」(2010年7月7日)[リンク切れ]
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  31. ^ 神戸新聞「姫路ゆかたまつり 若者暴徒化 歯止めなく」(2006年5月19日) - データなし(2009年12月25日時点のアーカイブ)
  32. ^ MSN産経ニュース - 2012.11.3 - 【衝撃事件の核心】暴走族を自滅させた6つの掟 総長らが憧れた硬派な姿とは(3/4ページ) - データなし(2013年11月27日のアーカイブ)
  33. ^ a b 国立国会図書館サーチ - 書誌詳細 - ティーンズロード(ミリオン出版)1989
  34. ^ a b 芸文社 ヤングオート2009特別復刻版
  35. ^ a b 国立国会図書館サーチ - 書誌詳細 - ヤングオート(芸文社)1981
  36. ^ 佐藤卓己、日本ナチ・カルチャー研究会(編著) 『ヒトラーの呪縛』 飛鳥新社、2000年7月25日、ISBN 978-4-8703-1429-0
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  41. ^ サーチナ 2009-05-25(月) 暴走族が社会問題化する中国、法律と市民の生命権に挑戦 (2009年7月24日時点のアーカイブ) - サーチナ、2014年6月15日閲覧。
  42. ^ Nbc6 • • (2024年1月13日). “‘Will not be tolerated': Police prepare to crack down on MLK Day rideouts” (英語). NBC 6 South Florida. 2024年4月19日閲覧。






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