星座ごとのカタログ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 10:19 UTC 版)
最初の近代的な恒星の命名スキームは、星座ごとに行うものであった。 バイエル符号は、ヨハン・バイエルが1603年に公表したシステムである。それぞれの星座に含まれる恒星に明るい順番にギリシア文字の符号を付けるもので、今日でも広く使われている。バイエルによる第1版は、1,564個の恒星を収録していた。 フラムスティード番号も同様の方法であり、ギリシア文字の代わりに数字を用いる。著者のフラムスティードの同意を得ずに1712年に公表された第1版は、2,554個の恒星を収録していた。 グールド番号でも星座ごとに恒星がまとめられるが、赤経に従って番号が付けられる。ベンジャミン・グールドが1879年に発表した。 ヨハネス・ヘヴェリウスとヨハン・ボーデは、どちらも同様に星座内の恒星に番号を付けた。彼らのシステムは既に使われなくなったが、フラムスティード番号と誤解されて扱われることが時々ある。きょしちょう座47は有名な例である。
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