日輪 (横光利一)
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『日輪』(にちりん)は、横光利一の中編小説。1923年(大正12年)に発表され、文壇出世作となった作品である[1][2]。卑弥呼を主人公とし、歴史事実の追求よりも卑弥呼をめぐる愛憎関係を描きながら、国と国との壮大な殺戮絵巻を繰り広げた作品となっている[2]。本作では卑弥呼はもともと不弥国の王女で、最終的に耶馬台(やまと)に行ったとされている(「邪馬台」という表記および「やまたい」という読みは採用されていない)[注釈 1]。
注釈
出典
- ^ a b 神谷忠孝 「横光文學の今日性」(全集1 1981月報)
- ^ a b c 「懊悩と模倣――陽が昇るまで」(アルバム 1994, pp. 20–35)
- ^ a b 「略年譜」(アルバム 1994, pp. 104–108)
- ^ 「解題――日輪」(全集1 1981, p. 488)
- ^ a b c 久保田万太郎・菊池寛・中村武羅夫・久米正雄・水守亀之助「同時代評――『日輪』『蠅』評(「創作合評」新潮 1923年6月号)」(全集1 1981月報)
- ^ a b c 保昌正夫「作品に即して」(日輪 1981, pp. 285–299)
- ^ 滝澤 2001
- ^ 高橋 2012
- ^ 「第2章 無声映画の成熟1917~30 衣笠貞之助の活躍」(四方田 2014, pp. 72–74)
- ^ 戦前日本の映画検閲とは? 国立映画アーカイブで切除されたシーンの断片集を初公開](映画.com 2022年9月28日)
- 1 日輪 (横光利一)とは
- 2 日輪 (横光利一)の概要
- 3 映画化
- 4 参考文献
- 5 外部リンク
「日輪 (横光利一)」の例文・使い方・用例・文例
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