日本に於ける先駆者的プレイヤー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/05 09:32 UTC 版)
「エレクトリック・アップライト・ベース」の記事における「日本に於ける先駆者的プレイヤー」の解説
現在ではベーシストを中心にEUBの知名度はかなり高くなったが、20年以上も前からプレイしていた先駆者的なベーシストとして渡辺等の名前が挙げられる。84年にオリエンテの消音ベースにアンダーウッドのピエゾ・ピックアップとプレシジョンベースタイプのマグネティック・ピックアップ(恐らくディマジオ製)を取り付けたのを皮切りに国内外の数々のEUBを入手、レコーディングやライブに使用してきた。特にBSXやNS designなどの海外での人気に比べ当時の日本ではほぼ無名だったEUBも積極的に購入、使用しており、雑誌ベース・マガジンのEUB特集にも幾度と無く試奏者、レビュワーとして古くから参加している。一般的にはライヴでのAUBの代替品と言う消極的使用が顕著に見られる楽器だが、彼自身は激しい歪みを加えた物、アルコ・ソロを取り入れた物、サステインを生かした和音を使ったソロベース風の物など明確にEUBらしさを出した演奏を、自作品及び数百を超えるレコーディングセッション中に残している。自身のHPの記事の幾つかにも電気、アコースティックどちらのアップライトも扱う彼の興味深い考察が見られる。また、日本に於いてEUBの知名度を格段に上げたいかりや長介のラガービールのCMのベースラインを依頼を受け書いたのが彼であることも第一人者としての裏付けと言える。
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