新藤五国光
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新藤五 国光(しんとうご くにみつ、生没年不詳)は、鎌倉時代後期の相模国(現・神奈川県)にて活動した刀工。永仁元年(1293年)から元亨4年(1324年)までの在銘作刀がある[1]。相州伝と呼ばれる作風・系統の実質的創始者である。法名は光心[2]。
- ^ (小笠原、2007)、p.83
- ^ 在銘作に「法師作」「法名光心」と記したものがある。短刀:銘「新藤五國光法師作」裏銘「延慶二年」、短刀(重要美術品):銘「鎌倉住新藤五國光法名光心」および種子「胎蔵界大日如来」、裏銘「正和二二年(4年)□月十月」(黒川古文化研究所所蔵)
- ^ 往昔抄
- ^ (渡邉、2002)、pp.142 - 143
- ^ a b 仰木弘邦著『古刀銘盡大全』。書誌所蔵NCID BA36869235)
- ^ 入手しやすい資料としては小笠原信夫著「正宗弟子説の成立過程:『古今銘尽』開版の諸条件」k『Museum』, No.497,p.26,1992)に諸鑑定書の比較がある。
- ^ 尾関善兵衛編『校正古今鍛冶銘早見出』。NCID BA64434194を元にした常石英明著『日本刀の研究と鑑定』。NCID BN11822630
- ^ 東京国立博物館編『日本のかたな : 鉄のわざと武のこころ : 特別展』 http://www004.upp.so-net.ne.jp/artnavi/art.htm
- ^ 伊藤満著『刀剣に見られる梵字彫物の研究 : 刀工と修験道の関係』。NCID BA43308351
- ^ 本件は一時期「所在不明」とされていたが、2021年3月5日付けの文化庁の発表によると、同日までに現所有者から情報提供があり、所在が確認されたという。参照:今回所在が確認できた3件(令和3年3月5日公表)(文化庁サイト)
- ^ 盗難を含む所在不明に関する情報提供について~取り戻そう!みんなの文化財~(文化庁サイト)
- 1 新藤五国光とは
- 2 新藤五国光の概要
- 3 作品
- 4 外部リンク
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