接地面積(タイヤ)
タイヤと路面との接地部分の面積をいう。接地面の形状は角の丸い短形や楕円形で、この全面積を総接地面積というが、単に接地面積ということも多い。このうち、トレッドの溝部分を除いた残りの面積を有効接地面積という。さらに、ミクロ的にみると路面に凹凸があり、実際の接地面積は少なくなる。一般に総接地面積は荷重にほぼ比例して増加し、鉛直荷重が増すと増加し、空気圧が高くなると減少する。この接地面積内での摩擦力の伝達が、クルマの運動を最終的に決めるため、接地面積はコーナリング特性やセルフアライニングトルクに大きく影響する。
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