得点・賞金
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最終的に獲得した点数がそのまま1点=1円で賞金となる。最終問題までに持ち点が10万点に達したか超過した場合、または0点で終了となり、次の問題以降は参加できなくなる。1987年に河出書房新社から刊行された番組本『クイズダービーベスト500』では、10万点という点数を『クイズダービー』の合格点と定義している。 持ち点が10万点に達するか、10万点を超えた場合、賞金は10万円となり、10万円を超えた分は、番組開始当初は身体障碍者の福祉支援団体「身障友の会」、後に「TBSカンガルー募金」(現・「TBS未来への生命募金」)に寄付される。これは製薬会社団体の紳士協定により、懸賞賞金が10万円までと定められているため。1チームでも10万点獲得チームが現れると、エンディング曲のコーダ部がファンファーレとして鳴るとともに、出場者席の背後にある電飾および得点表周りの電飾が点灯し、紙吹雪と極細の紙テープの固まり2束が降り注ぐ中、男性には白、女性には赤のダービーハットがアシスタントから渡されてかぶる。 10万点獲得は最終問題で「最後の賭け」の結果達成するパターンが大半だったが、まれに最終問題に至る前に10万点獲得に至ったチームも現れた。番組後期では1987年11月7日放送分(第614回、JNN系列局内定者大会)で7問目でMBSチーム(加藤康裕・岩城潤子。共に当時大学生)、1988年4月9日放送分(第635回、TBS新番組対抗大会)では6問目で「海岸物語 昔みたいに…」チーム(奥田瑛二・麻生祐未)、1989年6月17日放送分(第694回、マンガ家とアシスタント大会)では7問目で中尊寺ゆつこチームがそれぞれ10万点を取っている。また、第7問目までに全チームがあわや10万点獲得に至るまでなろうとしていたことがあった。巨泉は最終問題前で10万点に到達するチームを「あがり」と言っていた。レギュラー回での最高点は1987年6月6日放送分(第593回)の安売り店の店員大会で、古物商チームが記録した819,000点であった。 大抵の回は10万点に達するチームあるいは0点になるチームが出たが、全チーム0点または逆に全チーム10万点となったケースもあった。また、全チーム10万点達成の時は「パーフェクト」と言っていた。最終問題であっても、確実に賞金を持ち帰るために、正解率の高い解答者に賭けて10万点に達しなかったチームもあれば、正解率の低い解答者に全額を賭けずに少し点数を残したチーム、または正解率の高い解答者に全額を賭けずに少し点数を残したチームもあった。
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