後漢_(五代)とは? わかりやすく解説

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後漢 (五代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/24 16:58 UTC 版)

後漢(こうかん[* 1])は、中国五代十国時代の王朝(947年[2] - 950年[3])で、五代のうちの一つの王朝である[4][* 2]。建国者はテュルク系突厥沙陀族劉知遠で、劉姓であることから国号をとした[6]。都は開封にあった[7]


注釈

  1. ^ 日本では1世紀光武帝が建てた漢も後漢(中国では「東漢」)というが、光武帝の後漢は「ごかん」、五代の後漢は「こうかん」と音読することでこれらを区別している[1]
  2. ^ 後唐李克用から続く山西軍閥の王朝である[5]
  3. ^ この侵攻に際し、後晋の高祖の信頼が厚く後事を託されていた劉知遠は、彼を排除した形で成立した少帝政権に対し不満を持っていたため、防衛に動くことがなかった[2]
  4. ^ 後漢高祖は即位年(947年)を天福12年とし、後晋少帝[14]が改元した開運(947年は開運4年となる)を否定しその政権を認めないとする意志を明らかにした[11]

出典

  1. ^ 愛宕他 (1997)、p.69
  2. ^ a b c d 愛宕他 (1997)、p.23
  3. ^ a b 愛宕他 (1997)、pp.23-24.
  4. ^ 愛宕他 (1997)、p.3
  5. ^ 愛宕他 (1997)、p.41
  6. ^ a b c 愛宕他 (1997)、pp.22-23.
  7. ^ a b c d e f g h i j 愛宕他 (1997)、p.24
  8. ^ 愛宕他 (1997)、p.18
  9. ^ 愛宕他 (1997)、pp.18-19.
  10. ^ a b c 愛宕他 (1997)、pp.19,22
  11. ^ a b c 愛宕他 (1997)、p.70
  12. ^ 愛宕他 (1997)、pp.24-25.
  13. ^ 愛宕他 (1997)、p.25
  14. ^ 愛宕元「第1章五代 1.五代王朝の興亡」『中国史3:五代 - 元』松丸道雄、池田温、斯波義信、神田信夫、濱下武志編、山川出版社 <世界歴史体系>、1997年、p.17、ISBN 4-634-46170-6


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