当時の履修状況及び現行課程との関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/05 00:41 UTC 版)
「確率・統計」の記事における「当時の履修状況及び現行課程との関連」の解説
大学共通一次試験(以下、共通一次)や大学入試センター試験(以下、センター試験)では数学IIが受験科目であり、本稿の内容の中では場合の数・確率・確率分布の一部だけが出題されていた。1982年版指導要領のもとでは、旧課程履修者への移行措置として1986年入試までは正式に統計分野が除外されていたが、移行措置終了後も結局出題されなかった。二次試験でも「確率・統計」は全く出題されないか共通一次・センター試験と同じ範囲となることが多かった。統計分野の出題は一部の医科大学に限られていた。こうした傾向を受けて、文系では先述の内容のみを履修する傾向があった。理系であっても二次試験で出題される場合の数・確率・確率分布のみを履修する学校が大半であり、統計分野の履修は行わないところがほとんどであった。これを受けて、「確率・統計」廃止後は、センター試験の範囲ともいえる場合の数・確率・確率分布までを文系も履修することの多い「数学A」「数学B」(旧課程では「数学A」「数学C」、旧々課程では「数学I」「数学B」)の正式な範囲とした。 こうしたこともあって、本稿の内容は現行課程(2012年度から施行)においても「数学I」「数学A」「数学B」でそれぞれ履修することになっており、独立した科目とはなっていない。現行課程ではデータの分析(資料の整理から名称変更)が数学I、場合の数と確率が数学A、確率分布と統計的な推測が数学Bで扱われる。 医学部の入試においては統計の分野の出題も見られた。統計学は医学を修める上で重要な内容だからである。
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