建設への批判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/10 07:00 UTC 版)
バスク州政府議会によって「Y」字状のレイアウトが承認を受けた後も、統一左翼のバスク地方組織であるエスケル・バトゥアや、バスク州政府内の生態学者はこのレイアウトを批判している。エスケル・バトゥアは「Y」字状の代わりに「U」字状のレイアウトを提案している。また、左翼バスク民族主義者や生態学者もこのレイアウトを批判している。バスクの武装グループであるバスク祖国と自由(ETA)は、バスクYを活動対象のひとつに定めている。2007年12月には建設に反対するデモがアラサーテ/モンドラゴンで行われ、数千人の参加者を集めた。 2008年12月3日、バスクYの建設工事を請け負っていたアルトゥナ・イ・ウリア社のイグナシオ・ウリア取締役が射殺され、ETAは4日に犯行声明を出した。ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相やフアン・ホセ・イバレチェバスク自治州政府首班(レンダカリ)はETAによるテロ行為を非難した。2009年1月、ETAはバスクYの建設事業従事者を攻撃対象にすることを声明で発表した。2009年2月9日には、バスクYの建設にかかわっていたフェロビアル社の関連会社があるマドリードのビジネス街で、車載された爆弾が爆発して深さ1mの窪みができた。この事件で負傷者はなかった。事件前にはETAを名乗る人物が赤十字社に対して犯行予告電話をかけており、アルフレード・ペレス・ルバルカバ内務大臣はETAの犯行であると語った。
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