三省堂 大辞林 |
「岩陰」の用例一覧
宮原晃一郎 蛇いちご (青空文庫)
てゐますと、一 疋 ( ぴき ) の 大蛇 ( だいぢや ) が向うへ出てきましたので、びつくりして、そこの岩陰にかくれてをりますと、大蛇は神主のゐることを知らないものゝやうに、大きなお 腹 ( なか ) をか...
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小川登喜男 一ノ倉沢正面の登攀 (青空文庫)
霧の中に紫の電光が 閃 ( ひらめ ) いて、激しい雷鳴がうす気味悪い反響を周囲の岩壁にたたき附ける。強い雨足は岩に当って白い 沫 ( しぶき ) をあげながら、無数の細い滝となって乱れ落ちて行く。身を寄せる岩陰...
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豊島与志雄 竜宮 (青空文庫)
に岩礁が峙ち、洞窟のようになり、底は一面の白砂、藻の類もない。ふしぎに静かで、暴風の時にも、そこだけはひっそりしている。つまり海底の岩陰である。そこに、病気の魚貝類が身を寄せて、静かに死んでゆく。だから、その...
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