尾竹橋とは? わかりやすく解説

尾竹橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/22 19:20 UTC 版)

東京都荒川区から。(2008年5月)

尾竹橋(おたけばし)は、隅田川にかかる尾竹橋通り東京都道313号上野尾竹橋線)を通す。南岸は荒川区町屋六丁目と七丁目を分かち、北岸は足立区千住桜木二丁目。橋名はこの場所の足立区側にあった「尾竹の渡し」の名に因む。尾竹の渡しは元来お茶屋の渡しと呼ばれていたが、茶屋に「おたけさん」という女性がいたことから呼ばれたとされている[1]

付近は千住西新井大師への渡船場として栄えてきた場所であり、昭和9年3月に関東大震災後の復興事業の一環として計画、架橋された。当時の橋は長さ132m、幅10.2mで、当時最新の5径間突桁式上路鋼鈑桁橋、いわゆるゲルバー桁橋であった。

太平洋戦争中には金属供出によって高覧が撤去されるなどしたが、無事戦災をくぐりぬけ、昭和22年、33年にそれぞれ補修改修工事が行われた記録が残る。「お化け煙突」として有名だった千住火力発電所のたもとにあり、煙突を良く見渡せる場所として写真記録に度々その姿が残る。

交通量の増大と、橋脚の老朽化に伴い、平成4年に現在の橋に改架された。

現在の橋の概要

  • 種別 - 鋼道路橋
  • 形式 - 3径間連続ローゼ桁橋
  • 橋長 - 130.3m
  • 幅員 - 15.0m
  • 竣工 - 平成4年(1992年)
  • 事業主体 - 東京都

路線バス

隣の橋

(上流) - 尾久橋 - 隅田川橋梁 - 尾竹橋 - 上水千住水管橋 - 隅田川橋梁 - (下流)

出典

  1. ^ 荒川区教育委員会が現地付近に設置の『あらかわの史跡・文化財説明板 お茶屋の渡し (お竹の渡し)』による。

座標: 北緯35度45分11秒 東経139度47分15秒 / 北緯35.75306度 東経139.78750度 / 35.75306; 139.78750





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