封泥

デジタル大辞泉

ふう‐でい【封泥】

読み方：ふうでい

古代中国で、貴重品を収めた箱や竹簡・木簡文書の封緘(ふうかん)に用いた粘土塊。縛ったひもの結び目などに、柔らかいうちに押印した。

印章事典

封泥

古代中国で文書や物品の輸送の時、縛った縄の結び目に粘土を付けその封として印を押した。粘土に押し付けて印影を残すため白文の印が多く用いられる。

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封泥

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/08/09 01:57 UTC 版)

封泥（ふうでい）とは、古代の西アジアや中国において、重要物品を入れた容器や公的内容を記した木簡・竹簡の束を封緘するとともに、責任の所在を示す証明として用いられた粘土の塊のこと。多くは、封緘・保管・輸送の担当責任者を示す、記号や文字が刻まれたり、印璽が捺されている。中国のものは印章と同様に蒐集・鑑賞され、篆刻の参考資料として研究されている。