対外硬とは? わかりやすく解説

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対外硬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 04:21 UTC 版)

対外硬(たいがいこう)とは、国際社会における日本国家の現状を対外的に危機的状況と考え、国際協調を否定して、国家の自主・独立を重んじて軍事力をも視野においた強硬的な外交でのみによってこの危機を打開できるとする思想・主張のこと。政府外の在野・民間にあってこうした考えを支持する人々・党派を対外硬派(たいがいこうは)と呼び、明治後期の条約改正から日清日露戦争韓国併合の時期に最も盛んであった。明治政府に反対する勢力がナショナリズムの下に党派を超えて大衆を結集させた。あ


  1. ^ この場合においては、「対等条約の完全実施あるいは一切の外交関係断絶による鎖国状態への復帰以外の一切の条約改正は認めない」という意味での現行条約の維持を意味している。更に現行の安政条約を厳密に励行すれば、外国人は居留地とその周辺以外への外出は許されず、その行動にも重大な制約が加えられるため、日本での商取引その他の活動は実質困難となる。
  2. ^ しかも、この系統の中にも小川平吉に代表される対外硬派勢力が一定の発言力を有していた。


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